PR

【開発の記録】2作目〜その6〜設定の見直しと基本の流れの実装

開発の記録

2作目の開発進捗の記事となります
前回の記事で大まかな雰囲気が決まり色々と検証を行いましたが、明確な目的設定が不確定のため難航していました。その為改めてメインターゲットからの要望である原点の「とにかく押すだけで遊べるゲーム」に戻り検討した結果、シンプルに敵を倒して進んでいくゲームとして進めていく事にしました

検証した内容と問題点

  • 各色ごとに指定された4体の友達キャラと時間内に指定の回数遊ぶ
    >達成ずみの色はその後押さなくなりゲーム性が低下する
  • 色毎の回数はやめて指定された4体の友達キャラと時間内に目標回数遊ぶ
    >単調になる為繰り返して遊ぶためのレベルデザインが困難
  • 時間内に指定の色を押さないと一定時間特定の色が使えなくなるペナルティが発生する
    >入力UIがゲームプレイ時の目線の範囲外となる為分かりにくくペナルティがストレスとなる
  • 当初は色々な場所に出現したものを見て押していくゲームを想定していた
    >ゆっくりとしたプレイ感を求めるなら色々な場所に出現させて遊べるが、今回はテンポのいいプレイ感が求められている為そもそもゲーム性が異なっている

※遊ぶ方法は同じ色の肉球マークをタッチすれば成立

その他ゲーム性を上げる為の要素の追加等検証してみましたがシンプルなゲーム性から逸脱してしまう為、改めて原点回帰を行なってみる事にしました

整理したゲームの方向性について

  • 押すことに集中して楽しむ事ができるゲームにする
  • プレイ時の視野が限られている為、画面の中央で成立するゲームデザインにする
  • 黙々と遊ぶ為の理由付けが分かりやすく明確に設定されているゲームにする
  • ゲームの進行状況が分かりやすく伝わるゲームにする

新たに整理したゲームの設定

愛犬(コテツ)の夢の中の世界の色が敵に奪われた為、奪われた色を取り戻すために愛犬(コテツ)が夢の中で奮闘するゲームとする

新たに精査した仕様のまとめ

  • 分かりやすい目標設定として「ボスを倒す」事を目的とする
  • 見やすいゲームデザインのために「画面の中央に対象」が出現する様にする
  • 肉球マークにランクを設定」し「低ランクが先にタッチされる」様にしてゲーム性を上げる
    >敵の攻撃を全て対処しないと本体に攻撃ができない様な仕様ができる様になる
  • ボスを倒したら次のレベルに進む事ができるゲームとする
  • 色を取り戻していく過程が可視化できるデザインとする
  • 色や種類毎に出現する様にする事でレベル毎の変化を構築する

リジェクトとなった仕様

  • 友達キャラが色々出てきてタッチできる仕様はプレイ感からリジェクトとする
  • 指定の友達キャラと遊ぶミッション関連仕様はリジェクトとする
  • 敵を倒すことが目的となったので制限時間の仕様はリジェクトとする

実装内容

ゲームの方向性がまとまったので、まずは基本の流れや各要素の実装を行いました

1ゲームの基本の流れ

導入演出の実装

  • ボスの出現から色が白黒になる演出の対応
  • 主役(コテツ)が画面内に入ってくる処理の対応

ボスとの戦闘の実装

  • 肉球マークのランク対応と低ランクが存在する場合は高ランクのマークは押せないように対応
  • ボスがザコ敵を出した後に本体にランクの高い肉球マークが出現する様に対応
  • ボスの高ランク肉球マークを押したらHPが減り0になったらクリアになる様に対応
  • ザコ敵が主役の一定ラインまで来たらゲームオーバーとなる様に対応

クリア演出の実装

  • ボスの肉球マークとザコ敵を消しボス(ロボット)が爆発する様に対応
  • ロボットの中にいたボス本体が逃げて色が全て戻る演出の対応
  • 主人公(コテツ)がクルクル回って喜ぶアニメの対応

ゲーム制御基本のオブジェクト構成(システム系は除外)

  • ゲームメイン制御オブジェクト
  • ゲーム進行制御オブジェクト
  • BG制御オブジェクト
  • 主人公制御オブジェクト
  • ボス制御オブジェクト
  • ザコ敵制御オブジェクト
  • 肉球マーク制御オブジェクト

まとめ

元々の想定とは変わりましたが、シンプルなプレイ感と繰り返して遊べるゲームを目指す為の基本仕様や設定をまとめる事ができました

一時はこのゲームの着地点が分からなくなり開発中止も頭によぎりましたが、原点回帰を行うことで方向性が決まり、1ゲームの基本の流れもザックリと入れることができた為、大まかなイメージが掴めて少しホッとしています

繰り返して遊べる様なゲームにする為には、まだまだ仕様の精査や表現の検証等が必要ですが、着地点の解像度が上がってきたのでより良いゲームになる様に引き続き開発を進めていこうと思います



コメント

タイトルとURLをコピーしました